講談社の女子小学生向け雑誌「なかよし」の2014年9月号の付録が、なんと35mmフィルム使用のピンホールカメラらしい……!
という噂をカメラ仲間や変デジ研究所さんの記事から聞きつけ、カメラおじさんとしても、どうしても気になってソワソワしていたここ数日。
前の本の仕事をしてからしばらくカメラ関連はスランプで、ここ最近はシャッターを切ることも全く無かったので、リハビリになるかなーと入手してしまいました (^^;)。
が、さすがに恥ずかしいので奥さんと一緒に本屋に行きました(^^;)
いやしかし、小学生にフィルムカメラを使ってもらうのはとても良いことだと思いますね。デジタルカメラと違ってフィルムカメラは中身の構造を見れば、カメラの仕組みも一目瞭然で学習用としても優れています。
これ、小学生雑誌の付録にしては、きちんと「カメラ」しています。スプロケットが無いので巻き位置もかなり手探りですが、これが580円の雑誌の付録と聞けば「よくできてる!!」という感想しか持てませんね。
フィルム背面の圧板もちゃんと付いてるから、観察眼の優れた小学生ならばこの板と平坦制確保の秘密にも気がつくのでは無いでしょうか。
大きさはこのくらい。分かりやすいように、ヤシカマット124Gと並べてみました。
シャッターは、王冠飾りを上に引く形で開けます。なおちょっと引いただけではひっかかりがあって半開きとなり、もう一段階開く必要がある感じがします。
さて、さっそく撮ってみよう……と思う前に、ふとピンホールカメラならデジ一のレンズ前にかざせば行けるのでは? と思いおもむろにNikon D90のレンズを外します。
こうやって、レンズを外したD90の前にピンホールカメラをかざせば、何かしら映るのでは無いでしょうか。
とりあえずNikonのWebページを液晶ディスプレイで表示して、撮ってみましょう。ああ、そろそろD90からD7100に買い換えたい……。
おお! 5秒/ISO 800ですが、きちんと撮れています。
付属の冊子も、プロのカメラマンが編集に入っているようで、多重露光や長時間露光(歩道橋で15分)に挑戦してみようとか、小学生相手になかなか容赦が無くてステキです。
というわけで、ピンホールカメラと聞いてピンと来るおっさんは、なかよしを買いに書店に走りましょう。
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