Mac miniのディスプレイ接続はややこしい
使っていたMacBookのSSDが突然故障したので、どうしようかと少し悩んだ後にMac miniを買いました。
調べてみると型番はMD387J/A、"Late 2012"と呼ばれるモデル。2014年に買ったんだけど、まだモデルチェンジしていないのか……Appleにしては息の長い製品だなぁ。
付属品は上記の写真の通り、電源ケーブルとディスプレイアダプタのみと大変にシンプル。キーボードなども付いていないので、持っていない人は別途買う必要がある。
電源ケーブルはメガネケーブルとなって、ACアダプタが廃止されている。大変すっきりしていて良い。
背面のインタフェースは、左から、電源コネクタ・LAN・FireWire800・HDMI・Thunderbolt・USBx4・SDカードスロット。SDカードの下に、マイクとイヤホン端子と必要十分ですね。
■Mac miniとディスプレイケーブル
さて、Mac mini周辺のディスプレイコネクタはとってもややこしいので、ここでまとめておこうと思う。なお、今回接続したディスプレイは、EIZOのEV2336WのDisplayPort。
Late 2012のMac miniにディスプレイを繋ぐには、HDMIとThunderboltの2つの選択肢がある。
HDMIは、テレビなどにも使われているから分かりやすいだろう。普通にHDMIケーブルを買ってきて、それをHDMI入力のあるディスプレイに接続すれば良い。なおMac miniには標準でHDMI→DVI-D変換アダプタが付属するので、DVD-D入力のディスプレイがある場合もそのまま使えることになる。
一方のThunderboltは、結構ややこしい。まずハマりがちなのは、「ThunderboltとMini DisplayPortは何が違う?」という点だ。結論から言うと、これは「ThunderboltはMini DisplayPortの上位互換」という回答になる。
ThunderboltとMini DisplayPortは、コネクタの形はどちらも全く同じである。だからThunderboltコネクタにMini DisplayPortケーブルを刺せるし、それで出力することもできる。両者を区別するには、稲妻マークを見るしかない。
ただし気をつけないといけないのは、Appleが販売しているThunderboltディスプレイに出力する場合や、iMacをターゲットディスプレイモードで使う場合は、Thunderbolt接続となるということ。つまり、このケースではコネクタ形状は全く同じなんだけどMini DisplayPortケーブルは使えず、Thunderboltケーブルが必要になる。
話が長くなったが、今回のディスプレイ側の接続コネクタはDisplayPort(Miniが付かない方)なので、以下のような「Mini DisplayPort → DisplayPort」ケーブルがあれば良いことになる。
ちなみにさらにややこしいことに、DisplayPortはHDMI端子にそっくりな形をしている。ただしHDMIは端っこが両方とも斜めなのに対し、Displayportは片側だけが斜めなのが違うため区別はできる。もっとも、なぜこんなに似た形にしたのか理解に苦しむ……。
上の写真の左側がDisplayPort、右側がMini DisplayPortである。
というわけで、ThunderboltコネクタにMini DisplayPortケーブルを刺して、無事にディスプレイ出力できました。めでたし。
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コメント
接続が上手く出来ない、助けて!
投稿: ナカノヒデオ | 2017.11.28 06:27
とても参考に成りました。Mac mini2014を購入しようと考えていたら、新しいminiが発売されてしまったので、アップルストアーより整備品を購入しました。ですが、接続方法がわからず、dellのサポートの方も、HDMIで繋いで下さい。と言われました。電気林檎出張所さんの、この記事を見なければと思うと、感謝、感謝です!「上の写真の左側がDisplayPort、右側がMini DisplayPortである。」この写真を家電量販店で見せて、楽々購入し無事繋がりました。文章だけではわからなかったと思います。('-'*)アリガト♪
投稿: エミ | 2018.11.26 11:25
参考になりました。とても助かった。。
なんでこんなにわかりにくいんでしょうね笑
ありがとうございます!
投稿: | 2019.01.10 23:45