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2011.01.04

2010年に読んだ本ベスト10

毎年恒例の、2010年に読んだ本ベスト10を作った。
(去年のはこちら:2009年度・面白かった本ベスト10

なお私は基本的に新刊を買わないので、このリストは「私が2010年に読んだ本」であって、2010年に出版された本ではありません。よろしく。

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■1位:森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
文句なしにこれがベスト。京都を舞台にした大学生の恋愛ファンタジー小説、その軽妙かつ高尚な文章と内容がたまらない。
特に京都に住んだことがある人にはおすすめ。なむなむ!

■2位:ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」
近未来の日本で作業機械「レイバー」が普及する中、これを利用したレイバー犯罪も増加。その対策のために警視庁内に発足したレイバー部隊「特車二課」で起こる様々な事件を描くお話。
究極超人あ?るファンとしては今さらで申し訳ないのだが、やっと全巻きちんと読んだ。そして感動。感涙。ロボット物としても、警察モノとしても、仕事に疲れちゃったサラリーマン悲哀モノとしても傑作。是非読むべき。

■3位:小林健二「ぼくらの鉱石ラジオ」
ゲルマニウムラジオに興味を持って何冊か読んでみたのだけど、その中でもこの本は質・量ともに圧倒的で他のモノを全く寄せ付けない素晴らしい本だった。
ラジオ好き、アンティーク好き、電子工作マニア、小物製作趣味な方、全てにオススメ。

■4位:福満しげゆき「僕の小規模な失敗」
ダメな青年がダメな生活を送るさまをダ メダ メ(褒め言葉)に描く私小説的マンガ。
こういう鬱々とした心境をひたすら語るさまが実に生々しく、なんというか実にリアル。悩める青年におすすめ。

■5位:オースン・スコット・カード「消えた少年たち」
上下巻で約900ページ、とても長い。あるアメリカの街でのフレッチャー一家の生活を、これでもかとこと細かに描いて行く。
どの「事件」もじつに生々しいが、よその人にとってはどうでもいい、小さなこと。その家の中の小さな事件で家族と親子の絆を描いていくさまが素晴らしい。小さなお子さんがいる人におすすめ。

■6位:福本伸行「賭博黙示録カイジ」
超有名なこのマンガだけど、ようやっと今さら読んだ。評判通りに大変面白い。
たった一つのカードゲームで、よくもあそこまで掘り下げて書けるものだなぁ。

■7位:板倉聖宣「光と虫めがね」
仮説実験授業の板倉氏による、授業書とその解説。
この授業書は実に面白い。一応私は物理系の大学院生だったのだが、理解が曖昧であったところがスイスイと頭に入ってきた。カメラに興味ある人にもおすすめ。

■8位:伊坂幸太郎「モダンタイムス」
伊坂は色々読んだけど、これが一番面白かった。
「Web検索」をテーマにした小説なのだけど、元エンジニアということもありその細かな描写が実に的確。一般人もWeb系で働いている人も楽しめる一品。

■9位:乙一「小生物語」
嘘日記、とでも言おうか。氏の日々の生活を淡々と、ホラ吹きながら語ってくださる。さらりと読めてとても奥深い、大変面白かった。

■10位:林亮介「迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?」
ライトノベルなのだけど、題材は完全に「和製ウィザードリィ」。当時、ボーナスポイント29が出るまで6時間粘ったり、マロールで石の中に突っ込んだり、カント寺院でロストされて自分が灰になった人は楽しく読める。
逆に言うと、Wizやったことない最近の若い子がこれ読んで楽しいんだろうか? とは思うけど。
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というわけで今年も面白い本に巡り会えますように。

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