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2007.12.29

2007年度・面白かった本ベスト10

年末なので、何かしようと思った。

で、そういえば読書日記の引っ越しをしたし、「2007年度の面白本ベスト10」を発表しようと思う。
ちなみにこの2007年度とは、「2007年に出版された本」ではなく、「2007年に私が読んだ本」である。

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■1位:アラン・ムーアヘッド: 恐るべき空白
もう、文句なしに今年一番のオモシロ本はこれ!! 19世紀にオーストラリアの灼熱砂漠を縦断した男達の物語だが、その冒険は本当にすさまじい。
出不精のゲームオタクだった私が、やたらと山やハイキングコースを歩くようになったのも、この本のおかげだろう。いつかはオーストラリアに行って、実際に砂漠を歩いてみたいものだ。


■2位:谷川流: 涼宮ハルヒの溜息
いきなり軟派な本で恐縮だが、いやしかしこれは面白い! ただのライトノベルだと馬鹿にしていると痛い目に遭う。
普通に語れば、映画制作の学園ドタバタ物……という腐るほど過去にもあったテーマだが、これは既存のそれら作品群とは一線を画す出来である。同じ学園祭モノということで、「うる星やつら2 - ビューティフルドリーマー」と合わせて誰かに語って頂きたいものだ。

ちなみにこの本はシリーズ物の2作目なので、第一作の「涼宮ハルヒの憂鬱」からお読みください。
第一作は、SF読みにはちょっとイマイチなんだけど、ガマンしてこの第二作まで読んでくだされ


■3位:鎌田慧: 自動車絶望工場 ある季節工の日記
これは以前にblogにも書いた(自動車絶望工場を読んだ)が、トヨタ自動車の期間工として働いた著者の、壮絶なルポ。日本中のあらゆる労働者は読むべきだ。
私のクルマ嫌いを加速させた本でもあろう。もう、自家用車なんて、法律で禁止していいと思う。


■4位:村上春樹: 遠い太鼓
村上春樹のエッセイは結構読んだが、これが一番分厚く、そして一番面白かった。
外国生活エッセイ、日本に疲れた人にオススメ。


■5位:光瀬龍, 萩尾望都: 百億の昼と千億の夜
少女漫画だけど、中身は壮大なSFだ。カプセル市民とか大破壊後の東京とか、色々と楽しめる。
うーむ、しかしこう書いていて、ラストシーンを忘れてしまった。読み直さないといかんな


■6位:竹山道雄: ビルマの竪琴
まぁ、私ごときが今さら語ることもないだろう。確かに名作だー。


■7位:竹宮惠子: 風と木の詩
全10巻となかなか長かったが、一気に読んでしまった。
フランスのラコンブラード学院で繰り広げられる少年達の物語なわけだが、主人公のセルジュにジルベール、とぼけたいい奴のパスカル、総監のロスマリネと、キャラクターは実に魅力的。
ストーリーも途中でダレたりすること一切無く、素晴らしい勢いで駆け抜けるかのような怒濤の物語であった。


■8位:須川邦彦: 無人島に生きる十六人
「十六おじさん漂流記」とでも言うべき、明治時代に太平洋で漂流、無人島に流れ着いた男達の物語。
みんな明るく前向きに生きていく姿が素晴らしい。根性の曲がった奴は読まないで欲しい本やね。


■9位ジュール・ヴェルヌ: 八十日間世界一周
えらい古典的なものを今さらだが、しかしこれは面白い。当時の日本の描写も興味深く、最後のどんでん返し(?)もベタながら劇的。
21世紀になっても全く色褪せない作品だ。


■10位:タニス・リー: 銀色の恋人
ロボットに恋した少女の物語……と書くといかにも少女漫画っぽいストーリーだが、中身は結構なSFだ。ロボットSFと分類して良かろう。クローヴィスの摩訶不思議なセリフ回しなども注目点。
ちなみに続編もあるらしいが、そちらは評判よろしくないので読んでない。


■11位:林丈二: ガラクタ道楽
明治・大正期の新聞広告を紹介しながら、当時の様々なモノをカラー写真付きで。
最近はすっかり懐古趣味の私には、非常に面白い本だった。

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気が付いたら、ベスト10のはずなのに11位まであるな。まぁいいや。
来年も面白い本に巡り会えますよーに。

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