2016.03.21

ASUS ZenPad Z370Cを買ってみてそこそこ良かった。という感想

普段持ち歩くデジタル端末はiPhone 5SとKindle Paperwhiteの2つだけだったのだけど、ここに来て7-8インチくらいのタブレット端末が欲しくなったのでちょっと調べてみることにした。

結果として、買ったのはこちら↓の、ASUS ZenPad Z370C。

1ヶ月ほど使ってみた感想として、この値段(18000円程度)でこれだけできるなら十分だなぁ、と結構満足している。
というわけで、以下は購入記録と感想です。

■機種選び
私がタブレット端末でやりたかったことは、ちょっとしたWeb閲覧やメール、それとPDFを読むことだけ。
PDFを読むだけならiPhoneやKindle Paperwhiteでもできるのだけど、やはりiPhoneでは画面サイズが小さくてつらいし、Kindle PaperwhiteでのPDF読みは字が小さすぎてやはりつらい。(具体的にはオライリーのPDF書籍を読みたいけど、Kindle Paperwhiteではちょっとムリ)。

ゲームや動画を見るつもりは無いので、低スペックで安いやつで構わないだろう、ということで少し探してみた。はじめはiPhone持ってることだしiPad miniでいいかなーと思ったのだけど、せっかくなのでAndroid端末に挑戦しようと思い、ASUSのZenPadシリーズに絞った。


■ASUS ZenPadシリーズの比較
ASUS ZenPadシリーズには結構種類があり、私も迷ったのでまとめておく。2016年3月現在、以下機種が候補になるだろう。

・ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)
・ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL)
・ASUS ZenPad 8.0 (Z380C)
・ASUS ZenPad 8.0 (Z380KL)
・ASUS ZenPad S 8.0 (Z580CA)

なかなか分かりにくいんだけど、まずは型番の数字部分で分類すると良い。370シリーズは画面サイズが7インチ、380シリーズは画面サイズが8インチ。しかし後述するが、370と380は解像度が同じ(1280x800)なので、はっきり言って380シリーズは選ぶ価値が無い。370で十分。
Z580CAだけは特別で、これは「ZenPad S 8.0」と、「S」が付加されている。このSは、要するにAppleで言うところのRetinaディスプレイで、2,048×1,536の高解像度になっている。はじめはこのZ580CAに惹かれたんだけど、実売価格35000円くらいなので、お遊びで買うにはちょっと高いかなぁ~と見送った。

一方、型番の末尾の「C」「KL」だが、末尾が「C」の方はWiFi対応のみでSIMカードを刺すことができない。一方、末尾が「KL」の方はSIM対応なので、SIMカードを刺すことができる。細かい部分で他にも違いがあるかもしれないけど、CとKLの違いはSIMカード対応か否か、だけで良い。

私はSIMカード不要で、WiFi接続さえできれば十分なので、結局最後に7インチにするか(Z370C)、8インチにするか(Z380C)の問題だけ残った。このどちらも解像度は1280x800なので、店頭まで行って実機を触ってみた。
すると、8インチで1280x800は、はっきり言ってかなり「つらい」。ドットが荒すぎて、とても見にくいと言って良いレベルだった。むしろ7インチのZ370Cの方が、ちょうどいい解像度なので画面は見やすい。
さらにはZ380CよりもZ370Cの方が安いし軽いしということで、機種は迷わずZ370Cを選択した。ビックカメラで20000円ちょっと、ポイント10%が付いたので実質18000円くらいだった。


■開梱と第一印象
箱はなかなかオシャレでスタイリッシュな感じだった。
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付属品もシンプルで、画面拭くためのクロスと、USBケーブルと、USB(メス)が一つ付いている充電用コンセントだけ。
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ちなみにこの充電用コンセント、電気店で買うと地味に1000円くらいして高いからありがたい。「これだけで実質1000円引き……!」とか思ってしまった。

さっそく電源を入れて少し触ってみると、意外にサクサク動く。やっぱりこれで十分だったな、という感じ。
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大きさも、やはり7インチはお手頃でちょうどよく手になじむ。8インチにしなくて良かった。
ドットの荒さは、さすがに普段Retinaディスプレイを使っていると気にはなるが、まぁ許容レベル。Adobe ReaderやKindleアプリを入れてPDFやKindle本を読んでみるが、これくらいの解像度で十分だったな、と満足。

ただ、エントリーモデルの機種なので、やはり重い処理をさせようとすると結構もたつく。特にKindleでサイズの大きい本を開こうとすると、10秒以上も待たされることがある。が、一度開いてしまえばそれなりの速度で動くのでそこまで不満は感じていない。PDFとKindle本の読書用としては、十分合格。

Webブラウズも、Chromeを入れているので不満は無い。やはり重いページではかなりもたつくけど、まぁ価格相応でこんなもんだろう。
意外に動画もキリキリ動くので、動画閲覧用にも大丈夫そう。なお、ゲームは私はやらないので分かりません。


■不満点は、電源ボタン
一つものすごく不満なのは、電源ボタンの位置。ネットでもさんざん言われているのだが、電源ボタンが頭おかしいと言わざるを得ないところにある。

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こう、普通は左手でわしづかみにする感じで持つわけですが……。

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何をトチ狂ったのか、電源ボタンが右の側面中央にデカデカとあるので、手で持つと誤って人差し指か中指で電源ボタンを押してしまう。電車の中などで片手で持つたびに、間違って電源ボタンを押してスリープになってしまうこと多数。
いったい何をどうすればこんなところに電源ボタンを持ってきちゃうのか。これは本当に良くない。


■その後、1ヶ月ほど使ってみた感想
・バッテリの持ちは比較的良く、私の使い方なら毎日充電する必要は無かった。2,3日に1度で十分。
・SIM無しだけど、街中にフリーWiFiいっぱいあるし、いざとなれば手元のiPhoneでテザリングするから問題ない。
・安定性の面では、何度か無応答になることがあった。けど、そんなに気になるほどではないのでストレスには感じていない。
・カバーなどは付けず、裸のまま無造作にカバンの中に突っ込んで使っているけど、今の所は特に画面にキズも付いたりしていない。それなりに手荒に扱っても大丈夫そう。この価格で、カバーに2000円くらい払うのも馬鹿らしいしね……。

ということで、安価でソコソコのタブレットをお求めなら、ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)は結構オススメというお話でした。
最近、買い物失敗が多かったので、久々に良い買い物をした。

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2015.04.10

Kindle Paperwhiteは洋書にはとても良い

なんとなく前からモヤモヤと欲しかったのだけど、とうとうKindle Paperwhiteを手に入れた!

というわけで色々いじってみたのでその感想。なお、開封の儀とかは省略します

■どのKindleを買うべきか
2015年4月現在、Kindleのラインナップにはモノクロでe-inkを利用しているKindle/Kindle Paperwhite/Kindle Voyageの3つと、カラー液晶のFireシリーズがある。
e-inkは液晶ではないため目に優しくとても読みやすいが、モノクロであることと、基本的に静止画表示のためのものなので画面切り替えなどに難がある。が、お値段的にもとてもお手頃。ということでモノクロを買うことにした。

Kindle/Kindle Paperwhite/Kindle Voyageの3つは、解像度と内蔵ライトが主な違い。無印Kindleは解像度が低く、これだけ内蔵ライトが無い。Voyageは一番高い(2万円ちょっと)けど、一番解像度が高い。私はその真ん中ということでKindle Paperwhiteを手に入れた。これは解像度もソコソコで、内蔵ライトもあり、お値段も手頃(1万円ほど)という端末。


■良かったところ
・e-inkは確かに目に優しい。液晶でいつも疲れている目が、e-inkでは疲れない。見た目もとても自然で紙に近く、知らない人が見たら中に紙が入っていると間違えてもおかしくない。
・内蔵ライトはムラがちょっとひどいんだけど、夜寝る前に布団の中で読めるのはやっぱり便利。ただしe-inkのディスプレイは、明るいところでライト無しで見るのが一番キレイなので、できればライトは消して明るいところで読むことをおすすめ。
・大きさも実に手頃で、電車の中などでも持ちやすい。片手で簡単に持てるし、フィット感も良い
・Amazonで買った物がすぐにKindleに入るのはやはり便利。このお手軽さはクセになりそう
・英和辞書などの辞書が最初から入っているのにはびっくりした。洋書を読みながら、単語をタッチすればその場で辞書がひけるのはとても便利!


■悪かったところ
これは、残念ながら結構ある……。

まず一番イヤだったのが、日本語フォントが随分と貧弱なこと。

デフォルトでは、明朝体が2つ・ゴシック体が1つの、合計3つのフォントしか用意されていない。しかもこの明朝体は、どちらも結構読みにくくて正直微妙。

この写真だとあまりはっきり分からないかもしれないけど、Kindleは細い線や文字に「弱い」ようで、細い明朝体がとても読みにくい。何度となく、「ヒ、ヒラギノで読みたい……」と思ってしまった。

一方、洋書を読む限りでは、フォントは6つあるしそのどれもが読みやすい。このように日本語と英語の表示で、読みやすさ・見やすさが明らかに違うので、「ああ、やっぱりKindleって、アメリカで作られてアメリカで売られている、そのオマケの日本語版なんだなぁ……」と強く思い知らされてしまった。
そんなわけなので、Kindleを買って、「日本語の書籍がなんか読みづらいなぁ」と思っている方は、一度洋書を読んでみれば素晴らしさが再発見できると思う。

また、Retinaディスプレイに慣れてしまった身としては、やはり解像度の荒さが気になる。まぁKindle Paperwhiteはテキストを読むだけなら十分な解像度があるんだろうけど、それにしてもやはりドットの粗さが見えてしまう……まぁこれはRetinaディスプレイをふだん見ているかどうかによるかな。

それから、これは買う前から分かっていたことだけど、やはり画像切り替えの際の「暗転」が気になる。e-inkではその特性上、画面のリフレッシュのためにいったん黒くする必要があり、ページをめくっていると画面がいったん真っ黒になる。また特に画像は書き換えが多く必要なので、コミックを読んでいるとこのリフレッシュが多く発生する。要するに、Kindle Paperwhiteはテキスト閲覧のみとするべきで、コミック端末としてはおすすめできない。

またPDFも読めるというから入れてみたけど、これは本当にオマケ機能で、字が小さすぎてまともに読めないから使い物にならない。オライリーのPDFを入れてみたけど、やはり読むのはムリだった。「拡大しながら読めばいいじゃん」と思われるかもしれないけど、応答速度が激遅なe-inkの画面で、ピンチアウトで1ページずつ拡大とスクロールを繰り返しながら読むのは絶対無理だった。
またこれに関連して、Kindle版と言いつつページをスキャンだけして売っているような本は、Kindle Paperwhiteでは字が小さすぎて読むことができない。テキスト配信をしている、純粋な電子書籍モノじゃないとダメなので気をつけよう。


■結論
というわけで、Kindle Paperwhiteの結論としては以下の感じ。
・テキストを快適に読むためだけの端末として割り切りましょう。スマホやタブレット代わりになるものではありません
・洋書を読みたい人には、お値段とお手頃さから最高の端末だと思う
・日本語の書籍を読みたい人にも、そこそこオススメ。ただし、いつもRetinaのiPadを見慣れている人には厳しい
・コミックを読みたい人にはおすすめできない。Fireか、iPadを使いましょう
・オライリーなどの、分厚いIT関連の技術書を読みたいと思う人にも向かない(字が小さすぎて無理)。

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2015.01.07

クチビルケイソウ (Cymbella)

しばらく顕微鏡を押し入れにしまって放置していたのだけど、さすがに勿体ないなぁと年末年始に取り出して撮影した。

クチビルケイソウ (Cymbella; キンベラ)は細かい種がたくさんあるので、これがどれなのかまではよく分からない。

ちなみに、カメラは今まで使っていたOlympus E-PL3から、Nikon1 J2に変更した。というのもE-PL3はミラーレスの割にやたらとシャッターを切る際の衝撃が強く、顕微鏡や望遠撮影が苦手だなぁ……というのに薄々気付いていたため。
電子シャッターモードがあればまだ良かったのだが、E-PL3はメカニカルシャッターのみなので顕微鏡に使うにはあまりにシャッターショックが大きく、諦めて手放してしまった。下取りに出して、差額で電子シャッターモードのみのNikon1 J2に変えた次第。

Nikon1 J2は電子シャッターで切っているので、当然のことながら撮影時のブレは一切無い。HDMI出力できるので、液晶ディスプレイで見ながらピントを追うこともできる……が、外部出力しても背面液晶(1280×720)をそのまま拡大しているだけなので、ピンを追うのは難しい。フルHDで出るかと勝手に期待していた私がバカだった。

でもまぁ、E-PL3よりはかなりクリアな象が撮れるようになったかな。もう少し試行錯誤してみよう。

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2014.09.22

北の丸公園

うーん、最近は何もかもがサボり気味だ。
5月に友人らとカメラを持って、皇居の北の丸公園へ撮影散歩に出かけたのだけど、そのフィルムを現像に出したのが9月中旬になってからというヒドい状況。


皇居の北の丸公園とその周辺は、あまり目を引くハデな景観は無いのだけど、比較的閑散としているので結構好き。

晴れた日にソフトフィルターを使うと、天気の良い眩しい太陽の中、静かな雰囲気を出せるのが良いですね。ソフトフィルターを使わないと、どうしても日の光にまけて騒々しさが感じられてしまう。

↑これは数年前にJR根府川駅で撮ったものだけど、こういう雰囲気はやはりフィルムカメラでソフトフィルターを使わないとうまく出せないなぁと思う。


しっかし、35歳を過ぎてから本当に何もかもが億劫になりはじめた気がする。これが年を取るということなのだろうか……。
あれもこれもと手を出すには本当に年齢の限界があるのかもしれない。少し趣味とやりたいことを絞っていかないといけないかもしれないなぁ。

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2014.08.27

戦前の、デング熱の情報を探してみる

日本で、実に70年ぶりのデング熱患者というニュースを見てびっくりしてしまった。戦争体験記を読んでいるとよく出てきた病気だからだ。

デング熱は第二次大戦中の日本でも、南方に行った兵隊さんは多く罹患したらしい。私の好きな、「さようなら 十度海峡」という戦争体験記を載せられているページがあるのだが、ここでもデング熱にかかる話が出てくる。
実際、兵隊として南方に行かれた色々な方々の手記を見ると、大抵の人は南国に行ってすぐにデング熱にやられるようだ。40度近い高熱が出るものの、命に関わることは滅多に無いため、軍医も「またか」という感じでろくに相手もされなかったらしい。

デング熱の特徴は発症直後のこの高熱と、さらにいったん小康状態になった後にもう一度発熱すること。これを「M字型」の熱型と呼ぶらしい。実はこの辺の情報は、やはり発症例が多くあった戦前の書籍に詳しく書かれている。やはり当時の人々も南方のことが気になったのであろう、マラリヤやデング熱の情報は専門の医学書から生活ハウツー本的なものまで幅広い。

ありがたいことに、この頃の戦前の書籍は、国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」でWebから自由に閲覧できる。皆さんも探してみると面白いと思う。ざっと「デング熱」で検索してみても、以下のように専門書の記述が色々と見つかった。

*台湾軍軍医部「熱帯衛生並に熱帯病提要」大正11年
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/934849/77

*入沢達吉 監修「内科学. 第1巻」昭和8年
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1051315/186

というわけで、国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」が面白い、という結論。

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«「なかよし」のピンホールカメラと、Nikon D90で試し撮り